206019 ランダム
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ランちゃん健康倶楽部

ランちゃん健康倶楽部

魚油の効力

現在46歳、予測余命85年の私は、健康で豊かに暮らすと決めているので、青魚を好んで食べることに加えて、食べない日は新鮮な魚を材料とした最高品質のDHAを1日2.0g摂るように心がけています。
ランニングの時にもたいへん楽に走れるのと、スタミナ切れしないという体感を経験しています。ご参考になれば幸いです。

2日に1回以上と魚をよく食べる男の人は、食べるのが週1回未満と少ない人
に比べて死亡の危険度が3割前後減っていることが、全国の約9000人を
19年間追跡した調査で明らかになった。魚が多く含む成分は健康に良い働き
があるとされるが、大規模な比較調査で魚と長寿との関係が分かってきた。

滋賀医科大の中村保幸助教授(循環器内科)らが80年に旧厚生省が実施した
国民栄養調査の対象者約1万人(30~64歳)について、99年まで追跡調査した。
開始時に心筋梗塞(こうそく)や脳梗塞だった人などを除く9252人(男4070人、女5182人)のうち、この間に死亡したのは1835人(男995人、女840人)だった。
結果を集計すると、男性では、魚を食べるのが「週1回未満」の人が死亡する
危険度を1とすると、「2日に1回」は0.7、「1日1回」は0.75、「日に2回以上」は0.67と、頻繁に食べる人では低かった。さらに、心筋梗塞と脳梗塞で死亡する危険度も、魚をよく食べる方が低い傾向がみられた。
女性では有意な差はみられなかったが、この間の死亡率が男性より低いため
ではないかという。

魚はドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)といった不飽和脂肪酸を多く含み、これらには動脈硬化を防ぐ働きがあるとされる。

中村さんは「同様の調査は海外ではいくつかあるが、今回の結果で、魚をよく
食べることが、日本人の長寿の理由の一つであることがはっきりした」という。

現在43歳、予測余命64年の私は、健康で豊かに暮らすと決めているので、青魚を好んで食べることに加えて、食べない日は新鮮な魚を材料とした最高品質のDHAを1日2.0g摂るように心がけています。

これはすごい!!
「魚油サプリメントを飲んだ妊婦の子供は高IQ」

―プラセボ対照二重盲検試験で判明―
 妊娠後期から魚油サプリメントを飲み、母乳で育てた子供は、同時期にプラセボを飲んで母乳で育てた子供よりも、4歳時点の知能指数(IQ)が4ポイント高いことがわかった。「魚をよく食べる人の子供はIQが高い」ことは既に報告されており、おそらく魚に含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)などの油が主因ではないかとみられていたが、「頭が良くなる」効果がプラセボ対照試験で確認されたのは初めて。
研究論文は、米国小児科学会の学術誌であるPediatrics誌1月号でオンライン公開された。

少なくとも今回の研究からは、「生まれてからDHAなどを飲ませてもIQを高くする効果は期待できない」との結果になったわけで、知能の発達には特に胎児期の栄養状態が大事だと言えそうだ。

 魚を食べると頭が良くなる--。昨年はそんな歌詞の歌が流行したが、DHAなどに痴呆の進行を食い止める効果は確かに報告されている。だが、「頭が悪くなることを防ぐ」ことと、「頭が良くなる」こととは本来は別物だ。

 ただし、魚油のうちDHAは、特に胎児や乳児の知能など神経系の発達に欠かせないことがわかっている。そこで、DHAなどを添加した粉ミルクを乳児に飲ませ、ある程度成長してからIQを調べる試験もいくつか行われたが、はっきりした結果は得られていなかった。

 ノルウェーOslo大学栄養研究所のIngrid B. Helland氏らは、妊婦に魚油サプリメントを飲ませ、胎児の段階からDHAなどが豊富な環境で育てれば、よりクリアな結果が得られるのではと考察。約340人の妊婦に、くじ引きで魚油サプリメントか、DHAなどを含まないコーン油サプリメント(プラセボ)のどちらかを、妊娠第3期から出産後3カ月まで服用してもらった。

 試験に使った魚油サプリメントは、ノルウェーの特産品であるタラの肝臓の油、いわゆるタラ肝油だ。タラ肝油にはDHAなどのほか、ビタミンAなど各種の脂溶性ビタミンも豊富に含まれており、条件を揃えるために、同じ量だけビタミン類をコーン油サプリメントにも添加した。産まれた子供は少なくとも3カ月までは母乳で育て、4歳になった時点でIQを調べた。
なお、日本で現在「肝油」として売られている製品の多くは魚油を含んでいない。

 子供が4歳になった時点でIQ検査を受けたのは、タラ肝油群が48人、プラセボ群が36人。タラ肝油を飲んだ母親の子供では、IQの平均値が106.4になった。一方、プラセボを飲んだ母親の子供の場合、IQの平均値は102.3で、タラ肝油群の方がおよそ4ポイント、IQが統計学的にも有意に高いことが明らかになった。

 とはいえ、両親の“頭の良さ”(学歴)や産まれた子供の性別、体重、頭の大きさなども、子供の知能を左右する可能性がある。そこで、研究グループはそうした要素がIQにどの程度影響を与え得るかを「多変量解析」という方法で調べた。すると、子供のIQに関連するとの結果が出たのは、母親がタラ肝油を飲んだか飲まなかったかだけで、他の要素とは意味のある相関がみられなかった。

 4歳の時点でIQが4ポイント高いことが、その後の人生にどれほど影響するかはわからない。しかし、「個人として考えた場合の4ポイントは小さいかもしれないが、もし学校で生徒の平均IQを4ポイント引き上げる方法があったらどこでも飛びつくだろう」と研究グループはみる。Helland氏らは今後、子供が7歳になった時点で再度IQを調べ、「タラ肝油効果」がどの程度続くかを検討する予定だ。

少なくとも今回の研究からは、「生まれてからDHAなどを飲ませてもIQを高くする効果は期待できない」との結果になったわけで、知能の発達には特に胎児期の栄養状態が大事だと言えそうだ。



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